2007年11月18日

それでもボクはやってない【横浜地裁篇】その3

横浜地裁、痴漢事件の被告人質問。

主尋問に続いて反対尋問がはじまります。

(b)検察による反対尋問
 弁護人の段階を踏んだ適確な主尋問に対し、
 検察(女検事)の反対尋問はまぁひどいもんでした。
 質問の順序もいい加減だし、何を証明するための質問なのか
 ぜんぜん見えてきません。
 
「痴漢行為に興味ありましたか?」
「ありません」
 そりゃそうだろ。
 
「左に密着している女子高生のことは
 意識しなかったの?」

 いきなりタメ口かよ!

「パイプから離した手はどんな状態でしたか?」
「自然な状態です」
手は開いているか握っているかのどちらかでしょ?
 手はグーとパーしかないのかよ!

「パイプから離した手を下に降ろしたのはなぜ?」
「電車から降りる人が多いので流れに逆らわないためです」
「痴漢に疑われないように気をつけるなら、
 手は頭の上に乗せるのがふつうですよね?

 ふつうじゃねえよ!!
(傍聴席一同ココロの中でツッコミ入れる)

「降ろした右手はなぜ女子高生のほうへ伸びたの?」
「慣性で自然に動いたんです」
「意識して伸ばしたんじゃないの」
 揺れる車内でバランスとればそうなるだろ!

「なんで電車のドアから遠い奥のほうへ行ったの?」
「スーツがシワになるのがイヤだったからです」
「そんなにイヤなら網棚に乗っければよかったじゃない?
 はいてるズボンを乗せられるかよ!!!
(傍聴席一同ツッコミ入れる。
 一部吹き出す音、小声でのツッコミあり)

こんな訳のわからない質問が延々と続きました。
弁護人からは異議が申し立てられましたが
裁判長はことごとく却下。
その異議に女検事は反省することもなく、
また延々と意味不明の質問。
挙げ句、裁判官に
テキトーに質問切り上げてください」
と言われる始末。

お勉強はできるんかもしれないけど、
世間知らずっていうか、人間のことがわかってないねえ。

裁判官もそうだよ。
電車内ことで的はずれな質問してた。
ラッシュアワーの電車ぐらい乗ってから裁判やってよ。

しかしねえ、検察も裁判所も、
こんなにとんちんかんなヤツばっかりだと世も末だ。
冤罪なんて簡単にできてしまうよ。
自分たちがいかにとんちんかんで頭でっかちか
少しでも自覚してくれるんなら裁判員制度ってのも
いいのかなって少しは思いました。

それにしても、被告人、えらい。
こんなお馬鹿な質問のオンパレードに
一度もキレることなく、忍耐強く答えていました。
私だったら、間違いなく「バカかお前?」って言うでしょうね。


さて、この被告人、本当に痴漢したんでしょうか。
判決が下る前に早急なこと言うのもなんですが、
私が被告人の答える内容から読み取る限りはシロですね。
なぜならば……
・デートの当日で(おそらく)浮き浮き気分の男が痴漢する?
・雨の朝でズボンのラインが消えることを
 神経質なまでに気にしているのに他のこと考える余裕あるか?
・もしあの位置関係と身長差で右手をスカートの中に
 入れるとしたら、かなり目立つ無理ある体勢になるのでは?
・やってないことやったと言えないならば、
 やったことをやってないとも言わないはず。
 もしこの男が本当に痴漢していたら罪は認めるのでは?
・被告人の発言にはブレがない。どんな繰り返しの質問にも
 ブレずに答えが一貫している。犯人だったら多少はブレるのでは?


これでも有罪判決になる可能性があるんですからね。
本当に恐いです。


最後になりましたが、
横浜地検の女検事がおすすめする
痴漢に疑われないための電車の乗り方を絵にしてみました。

soreboku_hama04m.jpg

こっちのが痴漢だよね(笑)


posted by ひろとも at 00:00| Comment(7) | TrackBack(3) | 法廷傍聴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする