2010年12月24日

菊坂(前編)

ブラタモリの影響をもろに受け(笑)、
本郷の「菊坂」を散歩してみました。
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菊坂は本郷三丁目交差点の北の外れから、
白山通りに近い菊坂下交差点まで北西方向に下る坂道です。

出発点は本郷通り(中山道)の「別れの橋」跡の交差点。
別れの橋というのは江戸の北端だったこの橋で
見送る江戸の人と見送られる旅人とが別れた
といういわれがあるからだそうです。
たしかにこの菊坂出発点あたりで本郷通りは
いちばん低くなっていて、その手前は「見送り坂」、
向こう側は「見返り坂」と名付けられています。
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この別れの橋の下を流れていた川に沿って
本郷台地から小石川方向へ向かう坂が菊坂なんですね。
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この周辺は南北方向(タテ)、
東西方向(ヨコ)に走る道が多い中で、
菊坂だけが北西方向(ナナメ)に走っているのは、
この川が抉る谷に沿っているからなんです。
ただし、その川はいまは
暗渠になっているので見ることができません。

ところで、菊坂の南側を東西に走る
春日通りから菊坂方向へは谷へ下る坂になります。
ところどころ急になるので、
春日通り沿いにはこんな看板があります。
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途中で道が急に階段になるんですね。
クルマは通れなくなります。
じつは本郷にはこういう看板が多いです。

ちなみにこの看板の道を
菊坂方向に行ったところが「炭団(たどん)坂」です。
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炭団坂を下ると出るところは菊坂ではなくて、
菊坂よりさらに低くなった細い道にたどり着きます。
20101219_1826.jpg
この細い道は菊坂に沿っていて
菊坂下道(したみち)」というそうです。

この菊坂下道、本当の菊坂より味わいがあって面白いです。
宮沢賢治旧居跡も菊坂を歩いているだけではみつかりません。
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それだけではありません。
樋口一葉に縁があるといわれる井戸も
菊坂下道からでないとたどり着かないのです。
(つづく)


posted by ひろとも at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする