京葉線に乗って出かけた新浦安周辺。
紀行文は「
バカップル列車 第47号」に書いた通りですが、
その地図、写真などをこちらでご紹介いたします。
※今回踏査したのは京葉線より海側の中町(第一期埋立地区)・
新町(第二期埋立地区)の一部です。
●踏査結果地図(2011年4月10日現在)
※一回クリックして出てきた画面をさらにクリックすると
原寸の地図を確認できます。
●新浦安駅前

新浦安駅は第一期埋立地にあたる「中町」である。
駅前のエレベーター入口と広場との間に30センチほどの段差(上図1付近)。

駅構内と駅前広場をつなぐスロープにも段差があるものの
ほとんどそのままの状態。交通量は多い。
●駅前集合住宅
新浦安駅からメインストリートを挟んで向かい側にある集合住宅。
階段と道路との間に段差。不気味な隙間ができている。
●戸建住宅街
入船住宅街(上図3付近)。門柱が傾き、
塀も電柱も家もバラバラの方向へ傾いている。
●イトーヨーカドー
海側に進んだ日の出・明海は第二期埋立地の「新町」にあたる。
ヨーカドー建物の敷地は地盤を固めていたため液状化は免れたが、
周囲の歩道は50センチほど沈下した(上図5付近)。
段差は仮設のスロープで対処し、周辺の段差には土のうが積まれている。
●ケーヨーデイツー
ケイヨーデイツー脇歩道(上図6付近)。大きくうねっている。
マンホールは40〜50センチほど浮き上がっていた。
●海側マンション街
ケーヨーデイツーから南東側は同じ「新町」でも風景が一変する。
液状化の被害は一部に砂が出てきているぐらいで
地盤沈下はほとんどみられない(上図赤色破線で囲まれた地区)。
ケイヨーデイツーから百メートルと離れていないなんて
とても思えない、ふだんと変わらない光景。
おすましして(?)ベビーカーを押すマリナーゼも健在だった。
猪瀬直樹Blogによれば、サンドコンパクション工法で
地盤を固めた一部地域は液状化の被害が少なかったと書かれているが、
ここのことを言っているのであれば、
サンドコンパクションパイル工法は
液状化被害を少なくするのにかなりの効果があるといえる。
●高須地区
明海地区から運河を渡って南西側の高須地区にくると
再び液状化の被害が大きくなる。
スーパーマーケットは節電のためか薄暗く、
下水道が復旧していないせいかトイレは使えない。
この写真の幼稚園は門柱が大きく傾いていて、
前の道路にもヒビが入り、街灯、電柱も傾いている(上図8付近)。
●浦安南高校付近
高須地区海側にある浦安南高校はグラウンドが液状化にあい
学校ごと船橋に疎開している(上図9付近)。付近の道には
浮き上がったマンホールが砂にまみれていた。