2015年08月18日

ホテルオークラ東京(前編)

建て替えのため、この八月末で本館が閉館になる
ホテルオークラ東京に行ってきました。
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ここかしこに昭和でレトロな雰囲気を漂わせるとても素敵な建築でした。
虎ノ門の裏手にある断崖の際にあるため、
崖の上側の入口(正面玄関=米国大使館側)が5階、
下側の入口(アーケードや宴会場がある側)が1階になってます。

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有名なのが正面玄関を入ってすぐのところにある5階ロビー。
いまなお色褪せない斬新さがあります。
ランタンという照明と外光とで醸し出される適度な暗さがいいですね。
驚いたのは、この広い空間すべてがフリースペースってこと。
最近できたホテルはだいたい有料の喫茶店になってますから。
中島みゆきの『悪女』に
♫ホテルのロビーもいつまでいられるわけもない〜
という一節がありますが、ここのことを言っているのかな?
などと思ったりします。
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昭和37年に開業した本館には日本的建築美が凝縮されています。
たとえば、こんな紋様。こまやかな細工の多くは一つひとつ手作りです。
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なまこ壁(外壁)、亀甲文(1階宴会場ロビーの天井)。
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菱文(エレベーター扉)、幾何学的模様のタイル(階段踊り場)。
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ロビーの椅子とテーブルは上から見ると梅の花、ロビー壁面は蘭の花。
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宴会場入口のシャンデリアは藤の花、宴会場ロビーに三色の桐紋。
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ロビー木組み障子などに麻の葉、宴会場入口などに銀杏の葉。
この二つはメインのマークや包装紙のデザインにも使われています。

いまではなかなかできない昭和チックな設計やサインもこのとおり。
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アーケード(1階)入口のサイン、いまや持て余し気味の電話ブース。
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黒地に金文字の案内板。全体的に天井低めなので頭上注意。
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エレベーターや階段近くには緑電灯の案内表示。
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1階アーケードの佇まいや看板もレトロな雰囲気満載です。
(つづく)

●ホテルオークラ東京
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/
posted by ひろとも at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする