2015年12月11日

斉藤隆文(オル太)「おぼろげな凱旋ス」

オル太の斉藤隆文さんの個展
おぼろげな凱旋ス」が
吉祥寺のArt Center Ongoingで開催されています。
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2階の薄暗い展示室に入ると、
モニターとスピーカーがいくつもあって、
それぞれからバラバラに映像と音声が流れています。
真ん中に塔のように立っているのは、
かつてどこの家にもあったような家電や家具たち。

よく見ると、おじいさんが歌をうたっていたり、
なにか思い出しながら紙に文字を書き連ねています。

実はこのおじいさんは斉藤さんのお祖父様で、
斉藤さんが子供のころ教えてもらった
日露戦争のときのしりとり歌を書いてもらっているのです。

作品はまさにそのしりとりのように歌から絵へ、
芋はんから編み物へところころ転がるように展開してゆきます。
和歌でいうなら連歌のような感じでしょうか。

芋はんはどういう訳か、御名御璽の芋はん。
これをお祖父様、お祖母様と一緒に
天ぷらにして食べるという映像はなかなかユニークです。

この作品のために斉藤さんは千葉県の実家に帰り、
お祖父様との対話を繰り返したそうです。
そのやりとりは禅問答のようでもあり、
試行錯誤のプロセスであり、
すでにそのものが作品であるように見えます。

会場に身を置けば勝浦が産んだ
奇才・斉藤隆文の世界にとっぷりと浸ることができます。


斉藤隆文(オル太)「おぼろげな凱旋ス」
2015年12月13日(日)まで ※会期あとわずかです!!
アートセンター・オンゴーイング
東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7
http://www.ongoing.jp/ja/index.php
posted by ひろとも at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | オル太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする