2016年09月02日

お向かいの老舗旅館

我が家のお向かいに「朝陽館」という老舗旅館がありました。
歴史ある旅館で、設備もかなり古いのですが、
体育系、文化系問わず学生たちの合宿に使われたり、
それなりに利用者はあったようです。
かつては手塚治虫が「かんづめ」にされたのがこの旅館だったそうです。
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ところが利用者が徐々に減少していることもあり、
またあまりの設備の古さに修繕できる職人さんがいなくなったとかで、
ついに今年三月末で閉館となってしまいました。

旅館は我が家のベランダの向かいにあり、
9階からですと、2階建ての旅館ははるか下の方に見えます。
正面に見えるのは隣の隣のマンションなので
それなりに抜けがあり明るかったのですが、
跡地には14階のマンションが建つことになりました。
すぐ隣に我が家より高いマンションがそびえ立ちます。
まさしく、目の前が真っ暗になる話(苦笑)。

四月から七月までは旅館で片付けが行われ、
八月から解体工事がはじまりました。
いま、まさに解体の真っ最中です。
ベランダに出ると、見るたびに建物がなくなっていきます。

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2016年2月20日撮影。
増築に増築を重ねてきた様子がよくわかりますね。
このときはまだ営業していました。

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2016年8月2日撮影。
左上部分、正面玄関(画面右側)から
一番遠いところから解体がはじまりました。

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2016年8月20日撮影。
左側部分はほぼ解体が済み、右側の建物へと解体が進んでいます。

手塚さんが「かんづめ」になった部屋は保存する
という話もあったようなのですが、
最終的にどうなったのか知らされていません。

街が動いているということなのでしょうが、
なにかだいじなものが失われていくという気がしてなりません。

posted by ひろとも at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする