2015年02月24日

オル太@上野のクロヒョウ

トーキョーワンダーサイトのプログラム TWS-NEXT@tobikan
上野のクロヒョウ」展が東京都美術館で開催されていて、
オル太が次世代を担うアーティストのひと組として参加しています。
20150219_1281.jpg
「上野のクロヒョウ」とは1936(昭和11)年に起きた
「上野動物園クロヒョウ脱出事件」のこと。
かつて上野で起きた事件、そして上野の歴史を重ね合わせながら、
四人(組)の若手作家(市川紗也子、オル太、佐藤未来、平川 正)が
綿密なリサーチをもとに作品づくりをしています。

20150219_1273.jpg
オル太は「眼のある風景が視る光景」(写真奥)、
Tiger Alive?」(写真手前)という二つの作品を展示しています。
恵比寿の「ヘビの渦」は都市、未来という新たな領域ですが、
上野の作品は、どちらかというとオル太が従来から
たいせつにしてきた表現領域を踏襲している印象です。

Tiger Alive?」は映像を含めたインスタレーション作品。
20150219_1252.jpg
ナム・ジュン・パイクの「Tiger lives」と
「Paper TV Show 1974」からの引用。
20150219_1261.jpg20150219_1260.jpg
コの字に曲がった鉄板の両端(内側)に四分割された虎の置物。
韓国の骨董市で買い求めたものを、国家や歴史の分断など
さまざまな思いを込めつつチェーンソーで分割したものです。
20150219_1257.jpg
コの字の鉄板の両端(外側)にはモニターが設置されています。
オル太のメンバー、斉藤隆文さんが虎の置物を背負い、
韓国、日本それぞれでパフォーマンスを敢行した映像が放映されています。
韓国では朝鮮統治時代に日本が建設した朝鮮銀行本店
(現 韓国銀行本店)、京城駅(現 ソウル駅旧駅舎)などを巡り、
日本では皇居周辺から国会議事堂を巡り、「Tiger Alive?」と叫びます。
韓国の映像では、虎の置物を買い、チェーンソーで四分割にする
メイキングっぽいシーンも含まれていて興味をそそります。

もうひとつの「眼のある風景が視る光景」は映像作品。
昭和前期に活躍した洋画家 靉光の「眼のある風景」がモチーフ。
その絵に描かれる謎の動物?物体?をオル太は立体物として制作。
不忍池の畔に佇む立体の「眼」はこちらを見つめていて、
見学者は作品を見ながら、同時にその「眼」に見られることになります。
20150221_1386.jpg
20150221_1365.jpg
20150221_1370.jpg
20150221_1377.jpg
20150221_1384.jpg
夕暮れ時、街に灯りがつきはじめる様子が、実際の速度で流れています。
昔から変わらない蓮の池(画面下半分)と、
その向こうの(画面上半分)つねに変化し続ける都市の風景が対照的。
ぎょろりとこちらを睨む「眼」が暗闇の中で怪しげな光を放ちます。

20150221_1347.jpg
去る2月21日(土)に催されたアーティストトークにて
作品の解説をするオル太の七人。

上野のクロヒョウ
2015年3月7日(土)まで
東京都美術館 ギャラリーB
http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_missingpanther.html

「ヘビの渦」トークセッション
〈ゼロ次元〉加藤好弘さんとオル太との炸裂(?)トークがあります。
2015年2月28日(土)18時から
恵比寿NADiff a/p/a/r/t(ナディッフ アパート)にて
展示は2015年3月8日(日)まで
http://www.nadiff.com/gallery/olta.html#event
posted by ひろとも at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | オル太 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック