2007年11月17日

それでもボクはやってない【横浜地裁篇】その2

横浜市職員のFさんが痴漢の罪に問われた事件。

第五回公判のメインエベントは被告人質問でした。
最初に弁護人による主尋問、次に検察による反対尋問となります。

(a)弁護人による主尋問
 弁護人は、(事件のあった当日の)
  起床してから電車に乗るまでの状況
  電車内での被告人と被害者女子高生の立ち位置
  現行犯逮捕されたときの状況
 などを丁寧に質問、
 被告人もこれに対し、誠実に答えていました。
 ちなみに、被害にあった女子高生は、
 この電車内でスカートの中に手を入れられたそうです。

 主尋問のやりとりからわかったことは、おおよそ次の通り。

 当日5月25日は雨が降っていたのでいつもより早く
 家を出て、バスで最寄り駅である横浜線の中山駅に着いた。
 その日は前日が彼女の誕生日だったので
 夕方はデートでレストランも予約していた。
 おニューのスーツが雨に濡れてズボンのラインが
 消えてしまうのはいやなので、
 目的地とは逆方向の電車で一駅戻り、
 十日市場の駅からいつもの電車に乗った。
 電車には一両目に乗り、一番前のドアと二番目のドアとの
 中間付近まで入った。
 ドア付近は(特に中山駅からは)混雑状況がひどくなり、
 十日市場から乗って少しでも混雑していない
 ところに乗りたかった。

 新横浜からは特に混雑が酷くなった。
 自分の周囲も自由に身動きがとれないような状況。
 左手で傘とカバン、右手で鉄パイプを握っていた。
 うしろには小柄な女が乗っていた。
 前に女子高生(被害者)がいた。
 女子高生の右肩が自分の左胸と接触していた。
 左には女子高生と同じ背丈のサラリーマンの男がいて
 銀縁メガネをかけていて目つきが鋭い感じだった。
 左から電車の揺れとは違う不自然な形で
 ぐいぐい押してきたのでおぼえている。

soreboku_hama02m.jpg
soreboku_hama03m.jpg

 電車が菊名駅についてみんなが降りようとする。
 その流れにまかせてつかんでいたパイプから右手を離し
 右の女と左の女子高生にぶつからないように
 腕を降ろしてその4秒後に女子高生に手を掴まれて
 「この人は痴漢です」と言われた。
 自分は「やっていない」と言い続けた。
 ホームで押し問答をしているうちに警察が来た。

 警察でも検札でも罪を認めろと言われ続けた。

この中での、被告人の次のような言葉が印象に残りました。
「罰金だと停職、懲役だと失職。
 認めようかどうしようか迷ったが、
 これからの人生、考えると
 やってないことをやったと言うことは自分にはできない

 だからやっていないと言い続けた。」
 
まだまだ長くなりそうなので続きはさらに次回に!!

posted by ひろとも at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 法廷傍聴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早速ブログを読みました。僕は被告人がシロだと思います。やっていないことをやったというと銀縁眼鏡の男のような痴漢がのさばります。これは犯人は銀縁眼鏡の男だと思います。ブログを読んでいると被告人には電車の混雑に必死に耐えていて痴漢ができる余地がありません。しかしまだ続きがあると言うことは検察側の反論とかもでてこれから話がややこしくなるのですか。
Posted by さらりとした梅酒 at 2007年11月17日 23:49
さらりとした梅酒さん、こんばんは。
まぁ、そう、結論を急がずに・・!
被告人が無罪か、その銀縁メガネの男が真犯人なのか、
それは傍聴しているだけではわかりません。

次回以降の行方はそんなにややこしくはならないでしょう。
次回は論告と弁論です。
いわゆる論告求刑・最終弁論というやつで、
検察が懲役何か月とか言って、
被告人が改めて「やってません」と言うだけだと思います。
Posted by ひろとも at 2007年11月18日 21:45
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